最悪の撮影日より・その2
No.22
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そろそろ時刻は三時をまわり、あと1〜2時間で日が沈んでしまおう頃、最後の商品のセッティングが着々と進んでいた。 風が雲を吹き飛ばし、もう小雨の心配もなく光量も充分。 今までバルコニーやベランダの端を順に使っていたのだが、今度は部屋に向けてのカット。外はもちろん、部屋のなかにも緑や一人がけの木製チェアをセット。(このチェアが運び込むのにくろうしたりっぱなものだった) ところが風がだんだんと強くなり、かんじんの商品(日除けスクリーン)がはためく、ともすると骨組みがガシャンとしまってしまう。とりあえず、閉じたカットでもとるか…でも開いたのがとれないと意味がない。 風はやむどころかどんどんひどくなっていく…寒さのあまり室内へ退却。どっしりかまえる鬼(?)カメラマンとアシさんだけが外でねばっていたが…あれあれ?片づけ始めてるぞ。 残念ながらその商品は、有りポジで対応ということで、あえなく退却。 本日の撮影も終了なので、バルコニーにあるものを次々と運び出し始めたが、そのころにはまるで台風ばりに暴風が吹き荒れ、なんでもかんでも飛ばしてしまいそうな勢い。こりゃあかん。やめて正解。 もとからある我が家の屋外用木製テーブルさえ飛ばされそうなので、角の方にたたんで寝かしておいたら、先輩が「椅子が倒れてるよ〜」ありゃテーブルですがな。 本当にさんざんな天候の撮影日でした。
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2004/01/20
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