うさ介護日記4- 兎は自爆する -  No.40
  - 兎は自爆する -
手術をした時点で、足のギブスに引っかかったりするもののないよう、ケージ内に飛び出していたパイプを切ったりして、ケージ内は以前より広々としていたのだが、全身麻痺状態で寝たきりとなると、エサ箱だけは寝たままでもとどきやすいようケージの中央前の床に配置していた。
ところが案外あっさりと元気を取り戻し、いつの間にかおやつをかまえるとドタバタと走りよってきていたりした。そしてさらに…   ハタと気がつくと手術した足の様子がおかしい。なんと、手術で固定した上を骨折してしまっていたのだ!!!
お医者さんにつれていってみてもらうと、お医者さんも思わぬ展開にショックを受けたようで、治療費はしばらく差し控えてくれた。しかし、思うにエサ箱を踏みつぶすくらいの勢いで駆け寄ってきていたので、もしかしたらその辺で骨折したのかもしれない…とすると、そこにエサ箱を置いた私の不注意だろうか。。。むむむ。。。
 しかしながら競争相手もいないのに、なぜこの兎はこうがっつくのだろう…などといいわけしてみてもしょうがない。このくいしんぼゆえに、なんとか乗り越えてきたことも多いのだ。
 結局2〜3ヶ月固定しておく予定だった内蔵ギブスは、兎にとっては負担が多すぎるようだということで早々にはずすことになった。そして骨折の治療もあまりやりようがないようで、せま〜〜い空間に閉じ込め、びろ〜んとのびてしまう足がなんとかくっつくようじっとさせるよういいわたされた。
 ケージの中に木箱をおき、せまーくした。しばらくしてふと見ると、なんとチャチャがいない!! え〜〜〜〜〜〜〜っっっっ?!!! どこにいったの?どこに消えたの??? 
と焦りまくると、反対側の木箱の中からひょっこり顔を出した。…(ー_ー;)木箱の脇の狭い空間を抜けたとしか思えないのだが、よくぬけられたな。。。
木箱の両脇にいろいろつめものをして、木箱の上にも木のボックスを念のため置いた。ただ、上のボックスは丸い穴のあいた面をむけてしまったのだが…
 …ドッカン!しばらくして何事か音がした。見ると木箱の上のボックスの穴に、すっぽりとチャチャがはまっている。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜お前〜〜〜、片足のくせになに無謀なことしてるんだっっっ それからしばらく“自爆うさぎ”というあだ名がついた。
 上の空間も完璧にふさぐと、やっと観念して狭い空間にじっとするようになった。可愛そうだがしょうがない。一週間ほどで、一応びろ〜〜んとは足は離れなくなり、その点ではちょっと安心したが、当初の問題である間接の曲げのばしまでは難しそうだった。
2005/06/28

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